がんセンター 病院部門紹介

九州大学病院は、2008年2月8日に厚生労働省から福岡県の都道府県がん診療連携拠点病院に指定されました。九州大学病院がんセンターは、地域のがん診療連携拠点病院と共に、福岡県のがん医療を推進するために活動しています。

[運営方針]
「がん患者を含めた国民が、がんを知り、がんの克服を目指す」ことを全体目標に挙げて、2017(平成29)年10月に「第3期がん対策推進基本計画」が閣議決定されました。新たな第3期計画の中にはゲノム医療が中心的課題として取り上げられ、本院は2018(平成30)年2月に西日本で唯一のがんゲノム医療中核拠点病院として指定されました。昨年度から、がんセンターにがんゲノム医療統括部門を新設し活動しています。

[業務内容]
九州大学病院がんセンターには院内に5つの下部組織があります。
「 外来化学療法室」 外来化学療法室では、外来における抗がん剤治療を担当するとともに、本院の抗がん剤
 治療の内容を精査し
標準化するために化学療法レジメン管理を行っています。外来での抗がん剤治療を安全に
 運用すべく活動しています。

「 がん相談支援センター」 がん相談支援センターには看護師とソーシャルワーカーが在籍し、院内・院外の
 がん患者さんやご家族の様々な相談
に対応しています。また、地域医療機関と密接に連携し、がん患者さんが
 地域においても適切な療養環境が得られるように支援しています。
「緩和ケアセンター」 緩和ケアチームには、医師、看護師、薬剤師、臨床心理士が参加し、入院治療中のがん
   患者さんの身体的苦痛と精神的
苦痛を和らげるために活動しています。緩和ケアセンターには専任の看護師を
   ジェネラルマネージャーとして配置し、緩和ケアチーム・緩和
ケア外来・がん相談支援センターを統括して、
   地域のがん診療連携拠
点病院や在宅医療機関との緩和医療連携体制の強化を進めています。
「 院内がん登録室」 がん登録は、我が国のがん医療を正確に進めるための大切な罹針盤となるもので、本院
   の院内がん登録室では年間約
4,000例の新規がん患者さんのがん治療情報を収集・登録しています。これは西
   日本の医療施設の中では最大の登録数であり、がん治療の実績
や予後情報をホームページなどで広く公開して
   います。また、2019年4
月1日より、希少がんの研究開発およびゲノム医療を産学共同で推進す「MASTER
   KEY プロジェクト」
のレジストリ研究に協力しています。

「 がんゲノム医療統括部門」 がんゲノム医療はがん細胞の遺伝子解析に基づいて患者固有の治療につなごう
   とする新しいがん
医療であり、がんゲノム医療統括部門がこれを担当しています。

[院内活動の特色]
九州大学病院がんセンターが運営を担当している組織として「がん診療委員会」があります。この委員会には18の臓器別専門部会があり、それぞれの部会に内科医、外科医、病理医などの専門医や薬剤師、看護師が配置され、診療科の枠を超えてがんの治療方針を討議しています。「がんカンファレンス」では「九州大学病院がんセミナー」を定期的に開催し、院内と地域の医療者を対象に最新のがん治療に関する情報提供を行っています。
九州大学病院がんセンターの重要な業務は、「福岡県がん診療連携協議会」における活動であり、「研修・教育」と「がん登録」の部会を担当しています。「研修・教育」の主な活動は、市民公開講座による最新のがん医療の情報提供や、福岡県内のがん診療連携拠点病院を対象とした「医師に対する緩和ケア研修会」・「福岡県院内がん登録研修会」などの統括、また「がん登録」の活動では福岡県内全体の院内がん登録データの解析などを行っています。