総合周産期母子医療センター 病院部門紹介

母体の分娩ならびに母体、胎児、新生児のすべての疾患に対して集学的に診療を行うセンターです。

[得意分野]
緊急を要する母体や新生児を速やかに受け入れ、診療各科と連携して集学的な周産期医療を行います。

[診療体制]
総合周産期母子医療センターは母性胎児部門、新生児内科部門および新生児外科部門の3部門で構成し、専門スタッフが協力して診療にあたります。

[診療方針]
母体と胎児、新生児に高度で安心できる診療を行います。

[対象疾患]
■母性胎児部門
   母体・胎児救急:母体搬送(24時間体制で対応)
   ハイリスク妊娠・分娩:病気をもつ妊婦さんと胎児の集学的な妊娠分娩管理
   母子精神保健:妊娠・分娩に伴う精神疾患の予防と母子精神支援
■新生児内科部門
   早産児、低出生体重児を中心に、新生児仮死、呼吸障害、感染症、先天性心疾患、中枢神経疾患、内分泌代謝
   疾患、血液免疫疾患、先天形態異常などの、集中治療を要する新生児疾患
■新生児外科部門
   先天性横隔膜ヘルニア、肺のう胞性疾患、臍帯ヘルニア・腹壁破裂、消化管穿孔、食道閉鎖、腸閉鎖、ヒルシ
   ュスプルング病、直腸肛門奇形、水腎症など

[主な検査]
■母性胎児部門
   超音波検査:胎児の発育や形態異常、中枢神経機能の解析
   胎児心拍陣痛図:中央監視システムで胎児の健常性を常時観察
   羊水・臍帯血検査:羊水穿刺・臍帯穿刺による染色体検査、遺伝子解析、胎児血液検査
■新生児内科部門
   超音波検査:心臓や脳の異常を非侵襲的に検査
   AABR:退院前の新生児を対象とした簡易聴力検査
   aEEG :ベッドサイドで行う簡易脳波モニタ
   NIRS   : 近赤外線を用いた非侵襲的な脳の機能検査
■新生児外科部門
   腹部超音波検査:非侵襲的な腹部臓器の画像検査
   pHモニタ:胃食道逆流症の診断
   消化管造影:消化管閉鎖、腸回転異常、ヒルシュスプルング病の診断
   直腸粘膜生検:ヒルシュスプルング病などの診断

[主な治療]
■母性胎児部門
   胎児水腫、胎児不整脈、先天性のう胞状腺腫様形成異常(CCAM)、閉塞性尿路障害などを対象に、胎児治療
   を行っています。
■新生児内科部門
   Nasal CPAP:非侵襲的に新生児の呼吸を助けます。
   HFO:長期人工呼吸による肺損傷の予防効果があります。
■新生児外科部門
   NO(一酸化窒素ガス):肺血管抵抗を調節し、循環を管理します。
   ECMO(人工肺)、血液透析など。新生児外科の手術は手術室だけでなくNICUやICUでも行い、その治療成績
   は全国屈指の救命率です。

[学会施設認定]
日本周産期新生児医学会・周産期専門医基幹研修施設、日本小児外科学会専門医認定施設、日本産科婦人科学会専攻医指導施設、胎児心臓病超音波検査専門施設